イヴォン・モー、1897年創業のワイン商
イヴォン・モー社は5世代前から、ボルドーと40kmの距離にあるアントル・ドゥ・メール地区の中心部に根を下ろしています。当社はグラーヴ、サン・テミリオン、ソーテルヌなど、ボルドーワインの名声をもたらしている最高のテロワールに囲まれているのです。
1897年、アリスティッド・モーによって創業され、20世紀初頭に息子のイヴォンが最高のワインを求めてブドウ畑を歩き回りました。こうした「クリュの探検家」という精神は、その後、ミシェル、そしてジャン=フランソワ・モーへと受け継がれてきました。
2001年からフレシネ・グループの傘下となりましたが、イヴォン・モー社は創業家の精神を守っています。そしてこのグループ入りにより、フランス国内でその存在感を発揮しているほか、国外への輸出も拡大させています。
魅力あふれる村、ジロンド・シュール・ドロ
人口わずか1500人ほどのジロンド・シュール・ドロ村は、ボルドーとマルマンドの間に位置しています。
1897年にモー社が設立されたのは、ボルドーのブドウ畑の中心地に位置する、この平和で小さな村でした。近くのブドウ栽培者やシャトーは、まずモー一家に、次いでモー社に大きく信頼を寄せて自分たちのワインやノウハウを売り込みました。
イヴクール ボルドーのラベルには、イヴクールの最初の醸造所の姿が忠実に描かれています。当社のルーツが当社の力であり、イヴクールにはこれまでの経験と忠実に守ってきた価値観とが反映されています。
象徴的な、グランビー
伝説的なグランビー(ペニーファージング型自転車)マーク誕生にヒントを与えたのが、アリスティッドの息子、イヴォン・モーその人でした。19世紀の終わりに、アリスティッド・モーは二輪馬車でブドウ畑の所有者たちを訪れていましたが、イヴォンはアントル・ドゥ・メールのブドウ畑を自転車で走り回っていました。
第一次世界大戦中は馬が徴発されたため、イヴォン・モーは二輪車でブドウ栽培者の元を回っていたのです。ここから「グランビー」の伝説が始まりました。